一つのはじまり
 

 

ためらいながらあなたを見ている私がいる
黙っていれば、通り過ぎて行ったかもしれない
あなた・・
どうにもならない苛立ちと、どうにもならない愛しさが私の心の中で戦っている
手に取ると消えてしまいそうなあなたの「こころ」
触れてはいけないと、もう一人の私が言う
痛い 痛い この胸の奥の刺すような痛みは何だろう
心を固くしようと誓ってみても、あなたの放った矢が真っ直ぐに突き刺さる

残酷と至福のはざまで揺れ動く私の「こころ」
やがて痛みは心地よい快感に変わって行くだろう
もう今ある「こころ」から目を背けるのはよそう

このままでいい
このままがいい
このままでいたい
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