ワインレッドの秋  
   
明日旅にでよう
何も持たずこの身一つで汽車に乗ろう
私を呼んでる人が居る
私を待ってる人が居る

あなたの住む町はあの山の遥か向こう
幾つ山を越え川を渡れば行けるだろう
セピア色に変わった昔の想い出をカバンに詰めて
もう子供の頃にも、少女の頃にも戻れない

汽笛を鳴らして汽車がホームに入ってくる
窓から懐かしい人たちが手を振っている
何故かセピア色の風景が広がる
幸せ色のステップに足をかけて乗り込む

あなたは笑顔で迎えてくれるだろうか
あなたは両手一杯ひろげて微笑んでくれるだろうか
あなたの住む町は、私の終着駅
もう帰れない旅に出よう
あの山の向こうは私の夢の世界